南極ゲーム観測所

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【デススト考察】ルーとサムの関係性について【重度のネタバレあり】

エンディングでルーって一体何…??ってなった人向け。
かなり素晴らしいストーリーでしたが、滅茶苦茶難解でした。
 

一回通しただけなので正確かどうかは自信ないですが、どういう話なのか混乱してきたので自分なりに整理する意味も兼ねて考察していきます。お手柔らかに。

 

もちろんネタバレ有なので、未クリアの人は絶対見ないでください。

今回のは未クリアで見ると完全にスポイルする内容なので要注意。


という訳で、考察いってみたいと思います(表示隠しのための露骨な文字数稼ぎ)。

 

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ルー(BB28号)の正体について

クリフとは無関係の『ただの不良品のBB』のはず。

ルーと接続する度に流れるクリフとの回想ムービー。
ルーの過去の記憶を見せられていると解釈するような説明が本編中デッドマンからされます。
これがミスリードで、接続を切っ掛けに見ていたのはサム自身の過去の記憶だった模様。
その証拠に最初のヴォイドアウト後の帰還時、ルーと繋がってないのにクリフの記憶を見てる。

何故ルーとの接続を切っ掛けにフラッシュバックしていたのかは今のところ謎。
ルーを通じて病室にいた頃の環境を思い出すからだろうか。


クリフが「BBを返してくれ」ってずっと言ってたけど?

クリフの言うBBとはサムのこと。

クリフが繰り返し言う「BBを返してくれ」
うわ言の様にBB、BB、と言ってますが、ラストシーン、「BB(ベイビー)」というルビが付く。
このことから赤子の事をブリッジベイビー(BB)という愛称で呼んでいた。

つまりクリフの言うBBとはブリッジベイビーの事ではなく、我が子に対するただの愛称。(クリフの本名がクリフ・ブリッジス=ブリッジズの子供だからという事かも?「俺はブリッジスにはなれなかった」の意味がよく分からないんだよな~)

クリフと戦闘中ずっとBBを返してくれと言っていたBBというのは、BB(ルー)の事ではなくサム自身。
クリフはずっとサムを探していた。

意識が混濁していたのと、見た目がそっくりだったため、密林の最期のシーンまでクリフはルーの事をサムだと思っていた可能性が高い。

 

サムとルーは同一の存在なのか

別の存在。BBの製造方法はぼかされているけど、おそらくルーはサムのクローン。
 
ルーを治療する時にデッドマンの説明であったように、母親はスティル・マザー。
スティルマザーが複数いるのでなければ、サムの母リサの事だと考えられます。
サムが生まれてリサは既に脳死状態だった事から兄弟とは考えられないので、ルーはおそらく最初のBBであるサムのクローン。アーカイブによるとスティルマザーは複数居たみたいなのでこれは違うね。

詳細はこちらで考え直しました↓

  
(実は大統領の時でもそうなんだけど)ラストシーン、ルーを焼却所に送り届ける道中、梯子やロープで助けてくれる唯一のプレイヤーの名前が「イゴール」でした。
イゴールとはルーの前の持ち主。
オープニングで出てきた遺体処理班のおじさんです。
サムを除けば、きっとルーにとって一番繋がりが深かったイゴールがここで出てくるのは意味があると思うんですよね。サムに対するバトンタッチのようにも見えます。
いい演出だったなぁここ。超ゾクゾクした。
 

サムは何者?

クリフとリサの実子であり、最初のBB。

お腹の十字傷から考えて、クリフと一緒に撃たれ、ビーチでアメリに送り返された赤ちゃんがサム。
それがアメリとサムの初邂逅。
お腹の銃創を十字に封印され、ビーチから送り返される。そしてサムは『帰還者』に。
この事件をきっかけに、両親を失ったサムをブリジットが育てる事になる。
だからアメリとは昔からビーチで会っていたし、ブリジットが育ての親。

28号なのにルーを通してBBの起源を語られていくことにずっと違和感を感じてたので納得いきました。
サムが最初のBBなので、おそらくBB0かBB1がサムという事でしょう。

追記:世界最初のBB

ちなみに世界で初めてBTを認識した赤ちゃんはヴォイドアウトにより先代大統領や、マンハッタン島と共に消失している。本格的なBB実験の中で、最もスペックが高かったので最初の人柱にされる予定だったのがサム。

クリフとサムが病室で会話してたのは何?サムの妄想?

病室でのクリフの最期のシーンは、サムと明らかなコミュニケーションを取っている。
あの時だけは単にサムが記憶を思い出しているというより、ルーを通してカイラル通信で実際に過去に繋がっていた、と考えた方が辻褄が合う…かな?
密林での別れが病室での会話を元にしているので、クリフにとってサムとの会話は実際に起こったことのはず。

追記:密林が先か、病室が先か

病室の動画を見返しながら考えてました。
クリフが何の躊躇もなくスッと「お前はただのサムではない」って言い出すのやっぱ違和感あるな…。密林でサムが口笛を吹いたときにはそれなりに動揺していたので、病室ではサムの姿を知っていた可能性が高い。実際に過去に繋がってたというよりも、最後の焼却場での接続時にクリフの魂が別れを言いに来た、という方が矛盾が無いかも。
どちらにせよルーがいてこそ成立する事には変わりないし、2人が会話したのは事実だという解釈は変わらないです。

 

ルイーズ???

わかんねぇ~。なにあれ。
ルーの名前?かと思ったけど女性名なのでサムの亡くなった奥さんかな…?
あれ、ルーって男の子だよね??

 

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2人が救われて本当によかった。
やっぱり笑顔で終わるラストシーンっていいですね。

 

 

アーカイブ読んで考え直したのでこちらもよかったらどうぞ。

 

 

THE ART OF DEATH STRANDING

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