PSストアで体験版を発見したのでプレイ。
結果面白かったのでSwitchセール時に買ってあります。続編となる『NG』や『シビトマギレ』もそのうちプレイしたいですね。
『シビトマギレ』はクラウドファンディングの最大ストレッチゴール達成したみたいですね。既存プレイヤーからの評価が高い事が伺えます。
あらすじと概要
痛みを発する正体不明の腕の痣の謎を解くためにとある洋館に呼ばれた主人公は、記憶を失って名前すら思い出せません。彼が洋館に着くと、館の主人は既に痣の呪いに取り殺されておりました。残されたのは主人の遺志を継ぐ人形マギイのみ。
彼女から痣の呪いにより明日の夜明けまでの命である事を知らされた彼は、同じように痣の呪いを解くべく集まった「印人」たちと共に怪異に立ち向かう事になる...。
という感じのあらすじで始まる今作。
章ごとに別の怪異の謎を追う形式になっていて、印人は2-3人ずつ入れ替わっていくオムニバス形式のようなイメージ。
ホラーゲームとしてちゃんと怖いADV
ジャンルはホラーアドベンチャーでノベル中心のドラマパートと、自ら移動して怪異の謎を解く探索パートを繰り返していく形。
特に都市伝説系のジャパニーズホラーですが、ちゃんと怖いです。
最近はホラーゲームで怖いって思える機会が少なくなってきていますが、このゲームはかなり上質なんじゃないでしょうか。
画面の動きの少ないADVでここまで雰囲気を作れるのかと驚きました。
若干ジャンプスケアに頼りがちな傾向はあるものの、じわっとくる怖さがしっかりあり、生理的嫌悪感と美しさが共存するグロが表現されていて、真っ向からジャパニーズホラーを描こうという意思を感じます。
アドベンチャーパートについて
1章をクリアしたところですが謎解きは比較的分かりやすいです。
ポイントクリック型の探索パートは操作性が面白く、少ない画面の動きの割にしっかりと探索している感覚があります。
アイテムを使って道を作る場面は思った通りに展開するのでストレスなく楽しめています。
アイテムを使った怪異との戦闘パートの出来が良く、探索パートの情報からの推理もの的な要素と、パートナーと協力して敵を倒すというRPG的な要素が混ざっていて新鮮な感触。
敵から逃げる選択肢にヒントが無くてバッドを連発した時は若干の煩わしさを感じたものの基本的には探索や怪異との戦闘部分は楽しめています。
上質なグロテスク&エロティック
グロ度は単純な肉体損傷のみに留まらず、植物による寄生や侵食のような表現もあり耐性がないとかなり厳しいと思います。
キャラクターの立ち絵が簡素な分、背景や一点もののスチルの豊富さに力が割かれており、美術の品質も高いので映像での表現度はかなり真に迫っています。
ホラーシーンでは往年のホラーよろしくエロティックな要素のある1枚絵もあって雰囲気づくりに貢献しています。
◆
体験版が楽しくて本編も既に購入済みなので楽しみです。
ゆっくり進めていきたいと思います。