クリアしました。
ストーリーはコンパクトながら、綺麗に纏まっていました。
一応山場はあるけど予定通りというか、キャラクターが最初に抱いた通りの印象に収束して行く感じ。
それよりも短いストーリーの中に灰狼の新キャラ4人の関係や性格がしっかり描かれていて彼らのその後を追いかけたいと思えるのが良かったです。
アビスは設定的には若干荒唐無稽感が出てきちゃってるけど、貧民街のメタだと思えばやりたい事は分かります。キャラクターがちゃんと描写されているのでそこまで気にならなかった。
ストーリー関して言えば主人公の母親に関しての掘り下げがあったのは意外。
ただ好みで言えば濁しておいて欲しかったなって気がするのでメインストーリーは個人的にはあまり好みではなかったです。時期的にはソティスが関わって来れるはずだったのに登場がなかったのも若干物足りなかった。
しかしそう行ったストーリー面よりも、このDLCの本領は再び本編を遊ぶ事で発揮されると思います。
実質的な新たな周回ルートと言える充実度
なによりこのDLCが良くできている点は、しばらく風花雪月から離れていた人に周回のモチベーションを再び与えてくれることだと思います。
本編で灰狼メンバーがスカウト可能
煤闇の章をクリアする事で灰狼のメンバーが本編でスカウト出来るようになり、彼らにまつわるクエストも追加されている模様。
もちろん支援会話も用意されています(誰と支援会話が発生するかのリストを見るだけで既に楽しいです)
実質こちらが煤闇の章の本領といっても差し支えなさそうな追加内容。
彼らの最低限の生い立ちなんかはサイドストーリー内でも語られるんですが、名簿で見れる結構デカい設定なんかが一切触れられていなかったりします。
本編の支援会話やクエストの密度から考えて、それなりのバックグラウンドが明かされることが想像出来るので物凄く支援会話が気になるようになっています。
サイドストーリー上では彼らは綺麗にフェードアウトした形なので本編にどう関わってくるのかも地味に気になっていますがどう理由づけされているんでしょうか。
兵種の追加
バトル面でも新規兵種4種が本編へ輸入されるので新たな戦略の面白さが見られそうです。
特にキャラクターの位置を入れ替えるトリックを持つユーリスの兵種・トリックスターは今までにない使い勝手を持っていて、新鮮かつ非常に便利。強いて言えば踊り子に感覚が近いけどそれともまた別の痒いところに手が届く感覚があります。
アビスへの移動
本編でもアビスを訪れる事が出来るようになり、ここでしか出来ない名声値を使った取引なども出来る模様。
それとアビスの書庫が解放されたことも設定好きにとっては地味にデカいです。
ただでさえ周回したくなる要素の多いゲームですけど、これだけの追加要素があるので実質新しい周回ルートが1つ追加されたような感覚に近いと感じました。
今までエキスパンションパスを様子見していた人にとっては上記の灰狼クラス要素以外にも追加キャラや追加クエストもある上、本編では入れなかった浴場も解禁になっているので、ここまで来るとかなり新鮮な周回プレイになりそうです。
...なんて言いながらかく言う僕も積んでた紅組の周回プレイを再開させてしまいました。
まんまと乗せられています。ありがとうございます。
ユーリスのトリックがすこぶる使い勝手良かったのと、ハピの背景設定が気になるのでこの2人をスカウトして教団ルートに進んで行きたい所存。
まとめ
と言うわけでサイドストーリーとしては小ぶりでしたが、実際は新しい周回要素を提供するDLCだと考えると追加の遊びのボリュームはまあまああってお得なんじゃ無いでしょうか。
ストーリーだけを求めるならちょっと小さく纏まってる感はあります。個人的には大満足です。誰かが書いてたのを見ましたが劇場版風花雪月って表現が物凄くしっくりくる感じ。
更に周回を新鮮な気持ちでやり直せるので単純なストーリー追加とは違ったよいDLCだと思います。
特にしばらく風花雪月から離れていた人、エキスパンションパスを様子見していて追加コンテンツに触ってない人はこのタイミングで触るのは大いにありだと思いました。
おすすめです。
追伸
そういえばストーリーに関してはレア様がやっぱりイカれてて個人的に好きになれないなぁと思いました。ダブスタ上等なのに自分の判断に一切揺らぎがないとこがマジで怖い。さすが宗教団体のトップだぜ。