年末年始企画
セールからおもしろインディーを探そうの旅。ということで第一弾レビューです。
GEKIDO
セール価格750円。
いきなりトリみたいなの出しちゃった。
概要・操作方法
安価なタイトルだけど決して低クオリティではないです。
今時珍しいベルトスクロールアクションです。
特筆すべきはドットの滑らかな作り込み!
キャプチャーでは伝わらないだろうな~。
1番脂が乗ってた時期のKOFでベルトスクロールやったみたいなゲームだと思ってほしい。
パンチとキックのボタン連打でコンボを繋げる。LがダッシュでRがジャンプ。
ベルトスクロール自体が死滅した古いシステムではあるけど、コンボのバリエーションも結構充実してたり、ジャンプ・ダッシュが独立してるので、一応現代風に最適化はされている。
いいからキャラデザを見てくれ
いや、そんなことはどうでもいい。キャラのインパクトよ。
あからさまに狙ってやってますねこれ。
いや、狙ってるんだろうか???
振れ幅すげーな。
間違ったコテコテの日本感を地で行く世界観は様式美すら感じさせる。
それもそのはず見た目ではそこまで分からないかもしれないけど開発はなんとイタリア!Naps Teamが開発している。
BGMがスゴイ!
そしてプレイしてみると目を引くのがBGM。
ぬるぬる動くバンカラ風の主人公を動かしていくと早速、集団で敵がやってくる。その瞬間に鳴り響く壮大なオーケストレーション。唐突にかかるやたら神妙なピアノとストリングス。
この世界はファンタジーだったのかと思うようなBGM。
あ、これ洋ゲーだわ。と悟るには十分に場違いで大仰なBGMが細かいことを気にする方が愚かだと教えてくれる。
ちなみに楽曲のクオリティ自体は低くないのでより笑える。
よく見ると背景も長屋だったり神殿作りの石段だったりなかなか激しい異文化交流具合なんだよな...。住人は江戸時代かの様な服装なんだけど。
どこまでが本気でどこからが確信犯なのか分からないハラハラ感がある。
これはそういう異文化カルチャーを楽しみながらついでにアクションを進めるゲームなのだ。
というわけで、
どこまで本気かよくわからない勘違いジャパニーズワールドを、そこそこのクオリティのベルトスクロールとやたらファンタジックなBGMで楽しめるアクションゲームになってます。
ネタ枠だけど実は普通に楽しめるよ。
ただ進めてくと気づいてしまう。
このゲームのクオリティが低い訳ではないんだけど、当たり判定も分かりにくいし、理不尽&ハメ技上等だしで、ベルトスクロールってジャンル自体が今の時代には合わないわ。悲しいかな廃れるだけあるな...。
とはいえこのゲームは楽しめる要素はいっぱいあります。
まとめ 6/10 ベルトスクロールの粗さを笑えるなら良バカゲー
- ヘンテコジャパニーズワールド
- ヌルヌル動く良質ドットアクション
- やたら壮大でファンタジックなオーケストレーションBGM
ベルトスクロールを久しぶりにやってみたいなんて時には超お勧めしたいゲーム。
クリアしたら点数とか追加するかも。
20/1/2追加したよー。
今風でないクソ理不尽な難しさに心折れそうになったけどゲームプレイ自体はまあ楽しかったかな。ストーリーもTo be continuedな終わり方だったけどいい感じに続きが気にならない終わり方だったのでよし。
全5章で、”各ステージをクリアした時の残機数が一番多いもの”がオートセーブされる仕様なので、ラスボスを倒すためにクリアしたステージの残機数を順番に更新し続ける作業がちょっとつらかった…。
でも親切丁寧な攻略サイトがあるので気になる人は挑戦してみてもいいと思う。
プレイしてみると分かるけどコンボ自体はバリエーションがあって作り込み自体はちゃんとしてるよ。懐かしい楽しさがあります。
プッ、プレミアだぁ~!!!