思ったよりもボリューミーなゲームでした。
風花雪月の箸休めに始めたレイジングループが無事終わり、3周目始めるか迷ってたんですが評価が思いのほか高かったので始めることにしました。
ザ・プラチナゲー。ベースのノリが特撮(というか平成仮面ライダー)。プラチナ特有のシュールなお笑いは控えめですね。
世界観が予想外にシリアスだったので、笑いはもうちょっとあっても良かったかも。主人公が喋らないのもあってちょっと重たいんですよね。
ヒロインが双子の妹なのまでは知ってて、この子と共闘するバディものかと思ってましたがどっちかというとライバルライダー的な位置付けでした。めっちゃ対抗心むき出しやん。仲良くせえ。
ちなみに主人公は男女選べます(弟になる)
共闘するのはレギオンと呼ばれる未知の侵略者の技術を利用した召喚獣のようなもの。
鎖で繋いで無理やり隷属化させているので猛獣使いのようなものという本編中のセリフがまさに言い得て妙。
主人公+レギオンの操作を同時にこなす必要がある分アクションに自信のある人じゃないとハードモードはかなりキツいです。
その分、初心者はオートアシストモードがあるのでクリア自体は問題ないです。でもこのゲームに関しては2人で1人のアクションをやってこそ本質が楽しめるという印象。ニーアなんかはオートでもやる意義があると思いましたが。
主人公とレギオンを繋ぐ鎖を使ったアクションはビジュアル的にもアクション的にも今までないタイプの物なので新しくて爽快感があります。
ビジュアルは桂正和キャラが見事に世界観にマッチしていてタイバニのクオリティで仮面ライダーやってる感じです。ゼットマンほど絶望感はないけどウィングマンの様な緩いヒーローものではない。
ただ中盤主人公しか頼れない状況になって寄ってたかって主人公をあてにする割にあまりみんな優しくないというかリアルに距離感があって関係性で燃えるシーンがまだないです。丁度半分くらいだと思うのでこの先盛り上がってくるんだろうか。
直情的なキャラが多くてテキスト周りも大人の余裕を感じさせる人が皆無なのでキャラ的には残念ながら今のところ愛着が湧かないです。
マリーが癒し系を意識してるんだろうけどちょっと苦手なタイプですね...。ラッピー君の出てくるタイミングが悪い。
オペレータのお姉さんがもうちょっと取っ付きやすければ孤独感も薄れるんでしょうがヒーローに仲間など要らぬということなんだろうか。
まあプラチナアクション自体は十二分に楽しめているのでストーリーはオマケだと思って進めていきます。
アクション面ではスパイス的にちょっとしたパズル要素があるのは良いんですが失敗時に落下要素が多いのが難点です。しかも落下ペナルティのダメージが地味に重い。3Dアクションの落下ペナルティはテンポが悪くなるので基本的に要らない派なので勿体ないと思いました。
しかしそれ以外の敵とのバトルは、うまくいった時の派手なアクションと爽快感がバッチリ決まるので難しめのアクションを期待している人にはおすすめです。