体験版来てたので購入するか判断する為にプレイしました。
う〜ん、ダメだ〜
ゲームのデキがって言うのではなく個人的に合わなそう。が一番。
最初のムービーで合わなかった。
新情報が出る度に購入するかどうか怪しくなってたんだけど、今回の体験版を触ってやっぱりやめる事にします。
気になったポイント
特に気になったのがテンポ。
カメラワーク、キャラのセリフの間、キャラクターのモーションが噛み合ってなくてテンポが悪いです。全体的におままごとっぽいです。
原作がボイスなかったからなのかセリフを喋る時間を持て余している感じ。
逆にこれは様式美的とも捉えられる部分なので、こういうノリが好きな人にとっては美点とも言えます。
セリフの間や演技のモーションも良く捉えれば舞台的・演劇的な間なので、作りが悪いって言うか好みですねきっと。
僕はセリフとセリフの間がハッキリ区切られているより滑らかにつながる方が好きなんですよ。
アクションのもっさり感もちょっと受け付けなかったかなぁ。
ここは原作の方が楽しそうだと思っちゃう。あまり3Dになったメリットを感じられず迫られて3Dにしただけという感じ。FF7とは大きく印象が違いました。
顕著なのが○ボタンでの攻撃。なんで調べるなどのインタラクトボタンと同じ割り振りにしちゃったんでしょう。
街中で話しかけたいのに間違えて攻撃するのは今時のゲームではちょっとキツい仕様です。
あとダッシュが押し込みっていうのもなぁ。ボタンが足りなくなりがちなガチアクションと違って必然性のない割り振りを何故ここでやってしまうんだろうという疑問を感じます。
全般的に3Dのアクションに最適化しきれず中途半端な手触りを必然性の感じないボタン配置から感じます。
細かいところだと小物や建物のモデルのスケールが結構チグハグ。
意図的なものだと思うんだけど見張り台が小さすぎたり難攻不落と言われている城壁の高さが外の地面から登れる高さだったりと、リアリティよりも原作のイメージを崩さない様に作っているのかもしれません。
ただ僕は原作にあまり思い入れがないので単純にオモチャっぽい作りに見えてしまいました。
確かにお伽話的な箱庭感はあるんですけど、凄みを感じるのはキャラモデルだけで、背景や建築物は、うーん...。
岩肌とかのカクカクした感じとかがなぁ。
聖剣伝説って背景のクオリティによる世界観の凄みみたいなイメージがあるので背景部分にこそこだわって欲しかったです。
ドットではまとまっていたスケール感が3Dになった事で作りの荒さが見えてしまった様な印象でした。
あと音楽自体はいいけど流すタイミングが...。
連続するカットシーンで同じBGMを頭から流し直したり、ちょっと安っぽいです。
曲の質ではなく選曲と呼ばれるところですね。
よかったところ
逆にモデリングはやっぱりめちゃくちゃいいです。キャラの質感が他にはない魅力があって素晴らしい。
リースの尻はすごい破壊力
あと音楽もやはり素晴らしいです。
メロディが王道RPGの堂々とした佇まいがあって大作感を感じさせます。
まとめ ビジュアルと音楽はすごい
フルボイスとか3D化ってもはや必然みたいなところがあって、年々作る方は大変なんだろうなぁって感じます。
ボイスなんか演技の間が入ってくるのでテキストで語れたSFC時代とはそもそもメディアとしてのジャンルが違いますよね。
あのころ饒舌だったBGMが適切にバックグラウンドを語る情報量を有しているとも限らないですし。
今回もメロディは凄くカッコいいですけどゲーム画面の情報量との乖離はやっぱり感じました。
こういう懐古主義的なゲームをリメイクするにあたってバランス取りって本当に大変だと思います。
黄金世代のRPGのリメイクはもはや、ビジュアルやサウンドをアップデートさえすればよかった時代ではなくなってしまった。費用対効果の面でリメイクするには時期を逸してしまった感じはありますね...。
ネガティブな事ではなく色々と言いたいことはあるんですが話題が逸れるのでやめときます。
魅力的なキャラ造形とBGMとテンポ的なところを天秤に掛けてメリットが勝るなら遊んでみるのもいいと思います。
個人的には思い入れがなかったのでちょっと厳しいかな...。
いやキャラクタービジュアルはめちゃくちゃいいんですよ。特にリースの尻は2Bに迫るレベルでマジでs(何回言うねん)