南極ゲーム観測所

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タイタンフォール2 キャンペーンモード クリア感想

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キャンペーンモードクリアしました。

 

評判の高さも納得のクオリティです。

物語的な密度の高さと、目まぐるしく移り変わる戦いの舞台でストーリーもシューター部分もバッチリ楽しめました。

ただしバイパーだけはゆるさねぇかんなぁ。あいつだけ難易度おかしいよ...。

 

 

ストーリー面

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タイタンと呼ばれる巨人ロボ(と言っても3〜6mくらい)が戦況を左右する戦場に一兵卒として参加した主人公。タイタンパイロットである上司の死により止むを得ず彼のタイタンBTに乗る事になり、成り行きで戦場である惑星の存亡をかけた作戦に参加していく、という少年向けロボットもの王道中の王道。

ガンダムとかスピルバーグ映画的な少年漫画要素を色々混ぜて5時間くらいに煮詰めた様な物語。

このBTは自立思考もしますし、乗り込まなくても一緒に戦ってくれるのでロボットというよりも相棒と言ったポジション。

大きさ設定が絶妙でこの大きさのロボは日本のアニメでは中々出ないので斬新です。

とにかくBTがいいキャラをしていて、会話が魅力的。戦場の情報は湯水のごとく降ってきますが分からなくてもストーリーを楽しむ分には特に問題なし。あくまでも主人公とBTの2人にフォーカスが合っているのと、行き先がわからなくても何となくクリア出来てしまうマップの作りになってます。

終わり方もやっぱそうなっちゃうかぁ、という王道的な締め方だけどいい余韻で終わります。5時間程度でクリア出来るのでストーリーモードとしては短めです。

もともと前作はソロでのストーリーのないシリーズという事もあり(キャンペーン自体はあるけどマルチの1モード)、メインシナリオと言うよりは「長めのチュートリアル」というニュアンスの方が意図としては近そうですね。

ストーリー的にもオンラインでこれから戦っていく主人公に感情移入させるのに充分な仕組みでありテーマが良くできていると思います。

敵の傭兵部隊が見た目に濃いのに全体的に薄い印象しかないのはセリフがボヤッとしてるからなんですかね。そこだけがちょっと残念。まあローカライズの問題もあるかも。

 

シューター部分

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FPSあんまりやらないので序盤ちょっと酔ったんですけど、後半はストーリーが盛り上がってきて一気にクリアしました。

ギミックも多彩で短いゲームプレイの中に凝縮されており、アクションとしても優良。

有名な壁走り(ウォールラン)は壁に吸い付く感じが気持ちいい。中盤のタイムトラベルを使ったギミックはポータルに近い斬新さがありました。

ステージもジャングル、工場、艦隊上空など見た目に目まぐるしく移り変わります。

ただし、ボスの一人であるバイパーの難易度だけなんかおかしなレベルで難しいのでアクション苦手な人はちょっとつらめかも。攻略記事があんまりないので動画を見ましょう。僕は柱の陰から初期武器のミサイルだけで削り切りました。

唯一経験あるFPS・Apex legendsとは開発元が同じリスポーンで世界観を共有している事もあり、知ってる武器や建物のデザインが出るのも楽しかったです。

というかリスポーン、最近出たSWフォールンオーダー含めて今までハズレなしじゃん。凄いな。

 

まとめ 8.7/10 凝縮されたバディアクション*1

ギミックもストーリーも盛り沢山で、約5時間程という短いゲームプレイの中にスピルバーグ映画的な濃厚な体験が出来るので、アクションとしても物語としても良作です。

むしろFPSが苦手な人でもお勧めしたい。

 

タイタンフォール2はPC版だと定期的にワンコインで投げ売りされてたりするので、キャンペーンモードだけ触ってみるのも全然あり。その位には濃厚でいい体験ができると思います。

フリプで積んでる人も是非やってみてくださいね。

 

 

*1:キャンペーンモードのみのレビュー