Steamバンドルが安いのはあやしい?
サジェストで「humble 安全」とか出てくるのでやっぱり敬遠する人が多そうだなぁと思いつつ、僕も仕組みが良く分かってなかったので調べてみます。
専門的で詳細な説明は専門的なメディアにお任せするとして、ちょうどいい感じのざっくりした説明を知りたい人向けに(というか僕がそう)ざざっと概要だけ調べてみました。
そもそも販売サイトが違うだけでなぜ大きく値段が違うの?
まあその疑問はユーザーからすれば当然で、販売サイトが違うだけで値段がこうも違うのは普通の感覚で言えば身構えるのは当然です。
結論から言えば、基本的には別に非合法だったりアヤしい販売ルートだったりするわけではないです。
まあ販路が違うから値段が変わってくるのはそうなんですが。
結論:バンドルショップはSteam経由と販路が違うから。
Steamを経由しない販路なのでプラットフォームのマージンを抜かれないからという事ですね。順番に行きます。
Steamというプラットフォーム
Steamとはアプリで言えばAppleStoreのようなもので、いわゆるプラットフォーム*1です。
Appleのアプリの様にメーカーの売り上げから3割を場所代として持っていきます。
プラットフォームとして露出と流通の機会を提供しているのでこれは当然ですよね。
バンドルショップの販路
面白いのはSteam上で遊べるプロダクトキーをメーカーが自分たちでも販売出来る点。
ここがポイントで、場所代の3割分取られないので中抜きの少ない業者に委託することでSteam価格より安く販売出来るわけです。
という風に、メーカーから直接キーを購入して販売している訳なのでバンドルショップは安全。安さの根拠もあるし安心して使えますよ、という事です。
有名なバンドルショップはHumble Bundle、fanatical、greenmangaming(GMG)あたり。
ほかにも色々あります。
一番有名であろうHumble Bundleだけは少し事情が特殊。
ところで最大手であるHumble Bundleは少し立ち位置が特殊です。
仕組みとしては他のバンドルショップと同様開発元からキーを買うという仕組みは変わらないんですが、Humble Bundleは単なる安売りのゲームキーショップではなくチャリティー団体Child's Play Charityが運営するチャリティーサイトなんですよね。
売上の10%がチャリティーに、75%はクリエイターに、残りの15%がHumbleへの利益との事で、売上の一部は形を変えて闘病中の子供たちへのプレゼントとなるわけです。
Humble Bundleの購入画面で支払い額をブーストする事が出来るのはこの為です。勿論最低金額でも問題なく購入できます。開発元もお勧めするショップなので興味のある方は調べてみてください。
この辺気になるならGameSparkとPLAYISMの記事が詳しいです。
「鍵屋」と呼ばれるキーリセーラー
厳密にはバンドルショップではないですが、Steamプロダクトキーを安く手に入れるショップとしては、上記のほかに「鍵屋」と呼ばれるキーリセーラーが存在します。
言ってみれば中古ショップのようなもの。バンドルを買ったけど使わないキーなどの売買ができるサイトです。ユーザー間なのでショップではなく実際はオークションサイト。G2A.com、GAMESDEALなど。
G2A.comなんかは開発者に、ココを利用するくらいなら海賊版を利用された方がマシ、とまで言われたり*2物議を醸しているマーケットプレイスです。実際安かったりしますが、リージョンが日本に対応してるか、おま国になってないかなど、自己責任範囲がデカいので個人的にはあまりお勧めできなさそうな感じですね…。
マネーロンダリング問題などなかなか根が深いです。
気になる方は以下の記事が興味深いです。
まとめ
- 正規の開発から仕入れているバンドルショップは安全
- Humble Bundleはチャリティーサイト
- キーリセーラーは自己責任で
個人的なお勧めは無難にHumble BundleとFanaticalですかね。
セールの比較サイトなんかもいっぱいありますし、賢く買っていきたいですね。
Steamのバンドルセールに関しては『のゲームブログ』さんが詳しいです。
今回の記事もかなり参考にしました。おすすめです。
Fanaticalの購入レポートです↓Steamサイトで買うのとあんま変わらないです。
*1:プラットフォームの対抗馬としては只今無料でゲームを配りまくってるEpic Gamesがぐいぐい来てます。あとはApexでぶいぶい言ってるOriginくらいかな。
今まではほぼSteamが独占状態と言える状態でした。それくらい圧倒的なシェア。
*2:https://automaton-media.com/articles/newsjp/20190702-96398/