日本一ソフトウェアというメーカー
日本一ソフトウェアという会社は有名なディスガイアシリーズを中心として、RPGやノベル中心のアドベンチャーを制作するメーカーです。
ディスガイアの様なシミュレーションばかりという訳ではなく、新規IPに積極的で変わったゲーム性を持ったゲームを結構出してるんです。
もちろん最近発売した『じんるいのみなさまへ』というソフトがどんな評価を得てるか知ってますし、ディスガイアが今どうなってるのか知ってるのか、とか『嘘つき姫と盲目王子』はクオリティはいいが値段とボリュームが見合っていないとかそういう話もありますし、そもそも『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』がちゃんと出るのか不安な日本一ファンもいる事でしょう。僕ですけど。え?何の話でしたっけ?
まあ、少々煽り気味なタイトルなことは承知しています。
実際一部が恐ろしく極端なだけで実際のゲームが全く面白くないわけではないですし。
といっても、実際ボリューム不足気味なゲームが多いとは思いますし、不具合の問題とか考えると煽りにしてもタイトルは挑発的だったなぁとは思いますがそれを差し引いても企画のアイディアは凄いんですよ、このメーカー。まあアイディアだけの一発ネタそのまま出したなってソフトも少なくないですが。
口コミのインパクトが強い企画が最強
完全な持論ですけれど、個人的な優れた企画とは「一言で端的に言い表せるか」だと思うんですよね。
なぜなら口コミの良さに直結するから。
つまりまとめるとこういう事です。
どんなゲームか「一言で言い表せる」→口コミのしやすさ
口コミのインパクトの強さ=「企画のアイキャッチの力」
端的に言い表せるヒキの強いコンセプト→最強
ことSNS社会である現代において、140字でどんなゲームか言い表せるかどうかは口コミでの売り上げに直結します。たぶん。
別にアイディアが必須な訳ではないです。1000人規模で〇〇〇億円使いました!っていうAAAタイトルでも強烈なインパクトには変わりないです。こっちの方がよっぽど分かりやすいし、伝わりやすい。
でもどこのメーカーでも物量作戦に訴えられるわけではありません。
戦術としてあえてやらない面もあるでしょう。
一部の超大手以外は力押しが出来ないのはどこの業界でも同じです。
だからこそいい企画には往々にしていいアイディアというものが付き物です。
そこに新規IPを積極的に作り続けているからこその日本一の強みを感じます。
もちろんゲームというものは、実際の操作性・ストーリーテーリング・ビジュアル・サウンドその他諸々が当然絡んでくるわけなので、企画(アイディア)が良い=面白いという訳ではありません。
が、企画が良いことによりアイキャッチ力は高まり、それにより初報で面白そうと思う人の割合は大きくなるはずです。面白いかどうかとは直結しないのがポイント。
というか僕は新規IPの新作が出る度に初報の段階でめちゃくちゃ気になるんですよね。
なんて良い客なんだ…!
アイキャッチ力ある好きなソフトいくつか
というわけで、個人的に企画のアイディアが好きなソフトをいくつか挙げてみましょう。
イケメン好きの年増魔女に攫われた初恋の王子様を助け出す為に村娘が一念発起するミュージカルRPG。
煉獄に堕とされた少女たちを、おしおきによって成長させ、生まれ変わりへの塔を登る紳士向けRPG。
夜の怖さを覚えていますか?というキャッチコピーと日本人の原風景に訴えかけるビジュアルでライトな怖いもの見たさ層を地獄に送ったホラーアドベンチャー。
件の『じんるいのみなさまへ』に関してもそうで、のほほんとしたタイトルとは裏腹にパッケージは完全に廃墟。でもキャラクターはニッコニコ。まるで日常系アニメ。完全に滅びてるのに。
そしてジャンルはガールズアドベンチャーゲーム。なんじゃそら。狂気を感じます。
すごい。興味をそそられる。
まあ、このソフトに関してはプレイしていないので内容に関しての言及は差し控えますが、少なくともアイキャッチのアイディアは本当に秀逸だと思っています。
廃墟になった秋葉原でサバイバルする百合ゲーを作ろうって字面だけで凄い。
あと最近一番のお気に入りはコチラです。
公式のジャンル名だけでつよつよ。
新作も気になる
そして新作、『void tRrLM(); //ボイド・テラリウム』のヒキも中々強力です。
目からキノコが生えた一人の少女を、菌糸に蝕まれた世界から守るため、テラリウムを構築するローグライクお世話RPG。き、きになる…。
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そしてはちゃめちゃアーティスティックPV。
www.youtube.comデコレーションしてあるもののグロ耐性無いと厳しそうなのがネック…。でもそれ込みで美しい映像です。
というわけで、企画アイディアに注目すると日本一から目が離せなくなるよ、という記事でした。
伝われ!!!!
ボイド・テラリウムが刺さった人は発売までにこれやってみてもいいんじゃないかな。